抗がん漢方薬天仙液の主成分となっている生薬の多くは、私の生まれ故郷であり、幼いころから薬草採取で親しんだ長白山の薬草からつくられた生薬ですと、天仙液の生みの親王振国先生が話しています。
なぜ、長白山に自生する薬草が良質で、中国では古くから“薬草の宝庫”として有名であり、“漢方の故郷”とも言われるかを、王振国先生の話によりますと、長白山脈は、中国の東北部、吉林省と北朝鮮との国境に聳えており、その主峰、長白山(北朝鮮では白頭山と呼ぶ)は海抜2744メートルの火山です。長い間、“秘境#として手つかずの自然が残り、一帯は広大な森林に囲まれ、大自然の恩恵を受けた植物は多種多様で”薬草の宝庫“と称されてきました。
最近の調査では、長白山周辺には1300種以上の薬草が発見されており、なかでも、”神草“と呼ばれる有名な長白人参(朝鮮人参)をはじめ、白花蛇舌草(みゃっかじゃぜつそう)、半枝蓮(はんしれん)など貴重な薬草植物が数多くあります。現在では長白山の薬草は国家政府が管理しており、許可なく立ち入ることも、もちろん採取することもできません。
また、長白山系はかつて火山活動が活発で、その火口に位置するのが主峰・長白山です。古くから火山の爆発が繰り返され、最も近い爆発の記録は1903年で、以降、地震の回数がそれまでの10倍に増えています。今では頂上付近が少しずつ隆起してカルデラ湖の天池や森林からは火山ガスが噴出し続けています。火山学者の間では、長白山はおよそ100年周期で爆発が生じると観察されています。
火山の爆破が繰り返されることによって、火山灰が降り積もり、長い年月を経て、その土壌には火山特有の微量元素や薬用価値の高い成分、さらに、今だ分析されていない成分までふくまれているのです。セレニウム、ゲルマニウム、マンガンなどは人間の身体に必要な微量元素で、病気に対する有効作用をもっていることで知られています。
そのほか、冬は深い雪に覆われた極寒の地で、零下50度に達する程です。しかも冬期は長く、10月から翌年の5月くらいまで続き、植物が本当に生育できる期間は夏の7月、八月だけという気候、自然環境です。そこで生育する植物は、必然的に生育期間に比べ、長い休眠状態をとらざるを得ず、有効成分が閉じ込められるわけです。この長い休眠期間も、良質な薬草が育つ要因となっています。
こうした自然環境や気候と植物の生育について、イギリスの生物学者でオックスフォード大学教授のウイリアム・ドナルド・ハミルトン博士は、「環境の厳しい気候で育った薬草は、温暖地で育った薬草の二倍から三倍の薬効成分を持っている」と報告しています。まさに長白山の薬草に当てはまり、厳しい自然環境で育った薬草は薬効価値が高いことが分かります。
さらにもう一つ、長白山の頂上には、噴火口が湖となったカルデラ湖の天池があります。この天池の水には多量のミネラルや多種多様な微量元素が含まれていることが確認されており、また、分析し難い成分も存在していました。
こうして、抗ガン薬天仙液は、長白山の薬草を中心に中国各地からも集めた1000種近くの薬草、生薬を整理、分類、分析していくなかで、「がんに効果あり」と思われる薬草が必ずあると信じ、「漢方薬でがんを治す」という理念から10年の歳月をかけて、天仙液を研究開発しました。