天津医薬科学研究所での研究が、肝臓がん腹水細胞及びHeLa細胞を対象とした実験の結果、天仙液は、細胞時計(タイマー)のG2期(細胞が分裂の準備をする)とM期(細胞分裂(有糸分裂))の細胞を増加させる一方で、G1期(細胞は大きさを増し、新しいパンタク質をつくる)とS期(細胞がDNAを複製する)の細胞を明らかに減少させたといいます。
これは、天仙液にはがん細胞の細胞時計をG2期とM期で止める作用があること示唆します。
抗がん剤は細胞が分裂しようとするときに働く細胞毒です。G2期とM期に止められたがん細胞とは、まさに分裂する直前で細胞時計が止まった状態の細胞です。
細胞分裂する直前で細胞時計が止まったがん細胞には、抗がん剤の効果がもっとも強力に現れます。したがって、がん細胞は効率よく死滅させられます。
また、M期のがん細胞は放射線に対して敏感ですから、放射線治療の効率も高まります。
すなわち天仙液を服用しているがん患者では、他の患者に比べて抗がん剤の治療効率も放射線療法の治療効率もともに高まると考えられるのです。
古い伝統の中から生まれ出たかにみえる天仙液は、このように西洋医学の三大療法とのコンビネーションという側面でもきわめて有効な働きをしてくれることが分かります。
■ 天仙液におけるHeLa細胞のDNA含有量に対する影響
-ガン治療の壁を打ち破ったのはやっぱり漢方だった!(メタモル出版)より抜粋-