数多くの研究を総合してみると、天仙液には多方面からがんに対する免疫力を高める作用があることが分かっています。その作用は原発性がんに対して有効だけでなく、転移がんに対しても有効であるとされます。
臨床における観察で、天仙液は大部分の原発性がんに有効であり、がん細胞の抑制と殺傷にはっきりとした効果を示しました。また転移がんに対しても同様のはっきりした効果がみられました。
天仙液、天仙系列抗がん薬はマウスの肺腺がん(LA-795)の自発転移腫瘍をあきらかに抑制し、このとき転移腫瘍の数および重さは、天仙液、天仙系列抗がん薬を使わないものの46%から64%になったとされます。また、原発部を切除するにあたって天仙液、天仙系列抗がん薬を投与したところ、転移がんの発生率が明らかに低下し、転移がまったくみられない場合もあった、と天津医薬科学研究所は報告しています。たとえば、胃がん、肺がん、乳がんは鎖骨上窩リンパ節転移を生じることが多いが、天仙液を用いると原発がんが縮小に向かうと同時に、リンパ節に転移したがんもだんだん小さくなり、消失することもあります。
天仙液はがん細胞を直接攻撃するだけではなく、加えてがん患者の免疫状態を改善するがためにこうした効果が現れるのだと断言してよいでしょう。
以上のように天仙液、天仙系列抗がん薬が転移がんに対しても有効であるとする結果をみると、いわゆる抗がん剤が転移がん及び再発がんに対して有効性を発揮しにくい実情と好対照をなしています。
一般に、三大療法を経過した後にがんが転移また再発したがん患者の場合、体力・免疫力ともきわめて低いレベルにとどまりがちです。
天仙液は、がん細胞そのものを消滅させる方向に働くのみならず、患者の低下している体力・免疫力をも高める上できわめて有効であるからこそ、転移がん・再発がんに対しても高い有効率を示すものと考えられます。-がん治療の壁を破ったのはやっぱり漢方だった(メタモル出版)より抜粋-