抗がん漢方薬天仙液をご存じの方は多いかと思います。その天仙液のほか、癌病別に併用できる天仙系列製品天仙丸(てんせんがん)、天仙栓(てんせんせん)、天仙骨安寧(てんせんこつあんねい)がございます。
今回、私共の相談室によく質問される天仙骨安寧について、ご紹介したいと思います。
天仙骨安寧は、肝臓、腎臓への精気(身体の生命のエネルギー)、栄養の源である血を補助する生薬が配合され、清熱解毒(解熱・解毒作用)、活血止痛(血行を盛んにし、痛みを止める)、消瘤散結(しこりを除去して腫瘍をなくす)などの作用を持つ製品です。
東洋医学の見解によりますと、腎主骨(腎臓の機能を良くし、骨を丈夫になす)、生骨髄(骨を丈夫にし、骨髄がよくなる)の作用が働き、天仙骨安寧は骨髄から栄養が補給される効果があります。また、骨髄は腎臓の精気で左右されますので、骨の発育や機能が腎臓機能によって、病症が改善されるのです。そのほか、骨髄の成長が肝臓の臓血作用とも深い関係があるために、肝臓と腎臓の滋養供給にも効果があります。
また、天仙骨安寧の主成分である黄耆、地黄、菟絲子、蒲公英は、下記の通りの作用があると言われています。
黄耆:補気健脾(気を補う、脾臓の機能を増強する)の作用があるため、皮膚の潰瘍治療に効果的です。また、がん患者の免疫機能を高める作用もあります。
地黄:生精補血(気を補って、血液を養う)、滋陰潤燥(燥熱を取り除く)、補益肝腎(肝臓、腎臓の陰虚を治療する)などの効果があり、東洋医学の研究理論から肉腫に対する炎症の緩和効果があることが実証されております。また、地黄から抽出されたエキスは臨床実験などで、リューマチへ著しい抑制効果、リンパ細胞の転化を促進する作用も確認されております。また、免疫機能を高めるほか、白血球細胞と血小板を増加させる効果があります。
菟絲子:補腎益精(腎臓の機能を高め)、養肝明目(肝臓の機能を高め、視覚障害を癒す)の効果があります。東洋医学の研究理論から炎症の緩和、リンパ細胞の転化作用の促進に効果的であると確認されております。臨床実験の結果で骨がん、鼻腔がん、咽喉がん、肺がん、肝臓がんなどの治療に効果的です。
蒲公英:解熱、解毒の作用があります。成分の中のサポニンは悪質な菌を抑制、 炎症を緩和させ、解熱、がんの抑制など、多種のがん症に効果があります。臨床実験で骨髄炎、骨折による感染、骨髄腫などに効果があると確認されています。
適 用
骨髄炎、開放性骨折による感染(複雑骨折による感染)、骨粗鬆症および放射線、ホルモン剤治療を受けている方のカルシウムの吸収を高める補助剤として利用できます。
また、骨腫瘍、あるいは骨のがん症にも効果があります。そのほか、ホルモン及びエリテマトーデス(紅斑性狼瘡)の治療を受けている方のカルシウム補給としても最適であります。
※以上の内容は天仙液の世界総販売元・中日飛達聯合有限公司の資料によるものです。体質の個人差により、利用方法などが異なりますので、ご利用の際各指定相談窓口へご相談下さい。